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新録も発売されるのだろうか?:『新・地上の星』 [音楽]

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もう3回目が放送された『新プロジェクトX』ですが、スタート直前の特番で新しい主題歌を聴きました。

特番では歴代アナウンサーの方たちも出演されていたのでずいぶん懐かしく思いました。


誰もが期待していたであろう新しい主題歌は同じ中島みゆきさんによる曲ということは事前にアナウンスされていましたが、実際に聴けたのは特番が初めてで、新しい録音に関する中島さんのコメントも流れました。


曰く

 テンポの速いのは得意ではないのでテンポを上げずにキーを上げました

とのことで、意表をつかれました。

『地上の星』と『ヘッドライト・テールライト』はもうあの番組とは切り離すことはできず、全く新しい曲がすんなり受け入れられるかどうかは懸念されたでしょうね。


中島さんのコメントがどこまで本当のことなのかはわかりませんが、いい解決だったと思います。



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この CD は 2000年に発売されたものを中古で買ったのですが、こういう時は中古が流通しているのはありがたいですね。



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「地上の星」はNHK総合テレビ系のドキュメンタリー番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』のオープニングテーマとして起用され、「ヘッドライト・テールライト」は同番組のエンディングテーマとして起用された。
この2曲は元々、アルバム『短篇集』(2000年11月15日発売)にのみ収録される予定だったが、すでに2曲がオンエアされていた『プロジェクトX』を見た(曲を聴いた)ファン等からのシングル化の要望を受け、急遽アルバムに先行する形でシングルカットが決まった経緯がある。
本曲を採用したきっかけは、『プロジェクトX』のプロデューサーだった今井彰が、企画の段階で中島みゆきにテーマ曲を依頼するつもりでいたことにある。中島の所属する事務所には取り合ってもらえなかったが、今井が中島に手紙送ったところ、中島本人が快諾し、本曲を書き上げた。
2005年12月28日、中島は『プロジェクトX』の最終回に出演し、スタジオで「ヘッドライト・テールライト」を熱唱した。
(Wikipedia)



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いわゆる CDシングルですね。

〈TV MIX〉は何かと思ったらオリジナルカラオケです。



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編曲は収録されたアルバムの他の曲と同じ瀬尾一三さんです。

曲が誕生した経緯を読んだ(アルバムのコンセプトが出来上がって制作も進行していたと思われる)からそう思うのかもしれませんしあるいは TV 番組のテーマ曲なのであまり凝ったことをしなかったのかもしれませんが、アレンジはあっさりしている印象です。

それでいてイントロはとても印象的なのですが。


一番と二番の間の間奏はヴァイオリンソロでメロディーを途中までなぞるだけですぐ二番に入ります。

番組ではここでスタジオに切り替わります。

二番と三番の間にギターソロがありますが、これがあまりピンと来ないんです。

楽譜通りなのかギタリストのアドリブなのかわかりませんが、何かもう少しやりようがあるのではないかなと思えてしまいます。

エンディングの「ヘッドライト・テールライト」はこれでいいと思います。


今改めて通して聴いてみて(番組では全部は流れないので)気がついたのですが、オリジナル(の三番)ですでにキーを上げていますね。

今回の新曲では最初からキーが上がっています(Dm → E♭m)ので、三番でも確か同じところで上がっています。


24年も経って同じキーで歌えたら上等ですが、さらにキーを上げるとはなんと言うことでしょう。

誰とは言えませんが、NHK の歌番組ではたまにかつて大ヒットした曲を本人が出演して歌うとがありますが、キーは下げなくても声が伸びないとか、高音にハリがないなどということは珍しくありません。

歌手は体が楽器ですから歳を取る影響がもろに現れます。


新しい曲も多分 CD は発売されるでしょう。

ことによると新旧が一緒に収録されるかもしれません。


期待します。

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企業内にオーケストラ! [音楽]

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日曜の日本フルートフェスティバルのプログラムに挟まっていたチラシです。

全然知らなかったので最初は日立市のオケかなと思ったのですが、日立製作所の企業内(関連会社を含む)のオーケストラだそうです。



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これだけでなくて日立交響楽団というオーケストラもあるのだそうです。

企業内の運動部はたくさんありますが、オーケストラがあるとは知りませんでした。

しかも一つの企業グループにふたつも。


チラシの写真を見るとフル編成です。

日立製作所の社員だけでなくて関連会社の社員や知人も参加とありますが、それにしても二つのオーケストラができるほどたくさん演奏者が集まるなんてすごいですね。


楽器メーカーの YAMAHA には吹奏楽団はありますが、オーケストラはないのではないでしょうか。



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チャイコの一番はあまり聴く機会はないですね。

ハチャトゥリアンのフルート協奏曲は確かランパルの自伝では作曲者にヴァイオイン協奏曲のフルート協奏曲への編曲を依頼したところ断られて、自分でやったら?と言われたというようなことが書かれています。


これも実演を聴く機会は多くはないですね。



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今月28日です。
聴きたい気持ちはありますが先週も次の日曜も予定が入っていますし、時間が取れるかどうか...。
 
 
明日の朝は更新しません。

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The 44th Japan Flute Festival その2(終) [音楽]

※前の記事の続きです。

ゲスト Cocomi さんによる演奏。
 Cécile Louise Stéphanie Chaminade:コンチェルティーノ Op.107(岩岡一志 編)
 
アンコール(?)指揮の工藤重典さんと Cocomi さんによるデュエット
 W.A.Mozart:『魔笛』よりパパゲーノのアリア「恋人か女房があれば」
 
 この曲の邦題については以前取り上げました。
 
 
プロによるオーケストラ
 W.A. Mozart:『魔笛』に基づく「魔法の笛」(青島広志 編)
 J.S. Bach:『トッカータとフーガ ニ短調 BWV565』(岡本謙 編)
 
曲によってコントラバス(弦バス)が入ります。
「おもちゃの交響曲」はご存知の通りラッパや太鼓やカッコー笛などが入ります。
 
フルートは普通のフルートの他にピッコロ、アルトフルート、バスフルートが加わります。
 
そして、フルートオケストラ以外では登場することが少ないコントラバスフルート、ダブルコントラバスフルートが加わります。
 
コントラバスフルートとダブルコントラバスフルートはかなり特殊で、国内でコタトというメーカーが作っています。
 
かなりの大人数で普通のオーケストラ以上の人数でしたがダブルコントラバスフルートは一本です。
 
ピッコロは二本。
 
バスフルートとコントラバスフルート、ダブルコントラバスフルートは最後列に配置されていましたがその他の大人数を二つのグループに分けた配置でした。それぞれにピッコロが1人づつ。
 
 
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錦糸町駅で降りるのは久しぶりです。
 
 
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お上りさんなので撮ります。
 
 
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よく見えます。
 
 
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オブジェ越しに。
 
 
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立ち位置を変えて。
 
 
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一階席に通じるフロア。
 
 
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エントランスホールを望みます。
 
 
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演奏時以外は撮影は禁止されていません。
 
シューボックス型のホールです。
 
 
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立派なオルガンがあります。
 
オルガンの前でオルガン曲の編曲を聴くというのもなかなかない事です。
 
 
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珍しい楽器がありました。
 
 
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佐渡さんはフルート出身です。
 
 
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終演は四時頃。
 
少し日が延びました。
 
 
来年はこの場所で1月4日だそうです。
 
 

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45年前と20年前の『いい日旅立ち』 [音楽]

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先日初めてリメイクされた『いい日旅立ち・西へ』を聴いたのですが、オリジナルはどうだったかと気になって中古 CD を入手してみました。



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鬼束 さんの CD にオリジナルカラオケが収録されているので同じようにオリジナルカラオケが収録されているものを探しました。

別に歌うわけではないのですが、伴奏だけを聴くのです。


改めて 山口 百恵 さんの録音を聴いてみますと、時代を感じます。

音質が古いのは如何ともし難いですね。

当時はそんな印象はなかったのですが、ずいぶん古めかしく感じます。

トランペットの音など、意図的なのかもしれませんが音を揺らしているように(テープが伸びた箇所があるかのように)聞こえてしまいます。


CD が登場したのは 1982年。

オリジナルの録音が 1978年ですからデジタル録音ではないでしょう。

ちなみに SONY の初めての PCM録音機ができたのが 1974年。

PCM-1 が発売されたのが 1977年です。


山口 百恵 さんの初めての CD は『Again百恵 あなたへの子守歌』だそうです。

この時期次の CD なども発売されています。

みんな SONY です。


『ニューヨーク52番街』、 『ストレンジャー』 ビリー・ジョエル
『若き緑の日々』ニューベスト、『明日に架ける橋』 サイモン&ガーファンクル
『A LONG VACATION』大滝詠一
『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』佐野元春、杉真理、大滝詠一
『Pineapple』松田聖子
『恋人よ』五輪真弓
『THE BEST Againキャンディーズ』キャンディーズ
『オレンジ・エクスプレス』渡辺貞夫


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オリジナルの発売から 25年経った 2003年に鬼束さんの録音が発売されています。

この録音もすでに20年経っていますが古いという印象はありません。

今でも通用する音です。


鬼束さんがこれを録音したのは休業直前でした。



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CD シングルには『月光』のライブバージョンが収録されていますが、他の曲を入れるはずだったところできなくなったのでそれを入れたそうです。

『月光』の通常の録音も聞いてみようと思い中古を買ってみました。



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休業直前の声はハスキーな要素が多くなっているような印象です。

疾患の影響でしょう。

ユーミンの『守ってあげたい』も収録されていますがユーミンのオリジナルは 1981年、鬼束 さんの録音はユーミンのトリビュートアルバム『Queen's Fellows:yuming 30th anniversary cover album 』に収録された 2002年のもののようです。

トリビュートアルバムだからなのかどうか、歌い方は似ていますが、声の質が似ているのはちょっと驚きました。



『いい日旅立ち・西へ』を収録した CD は CCCD だったので iMac に取り込むことはそのままではできませんが、先日試したところ CD-R に複製することはできました。


コピーされたその CD-R で試してみますと、あっさり取込ができました。

多分余計な信号がなくなったからでしょう。

なのでその後 iPhone に取り込むこともできました。



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楽譜も入手してみました。

バンドスコアはなくてピアノ/ヴォーカルとピアノソロです。



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調はイ短調。

山口 百恵 さんは変ロ短調で半音高いとのことです。



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鬼束 さん、山口 さん、谷村 さんの調を並べてみました。

谷村 さんは男性なので単純には比べられません。

鬼束 さんの調を基準にすると 谷村 さんの調は下属調ということになり、作曲者の 谷村 さんの調を基準に考えると鬼束さんの調は属調ということになります。


イ短調のこの譜面はピアノはそれほど難しくはないので練習すれば何とかなるかもしれませんが、半音高い 山口 さんの調ではかなり難しいですね。


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本人の演奏のピアノロール [音楽]

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このところ CD を買うこともかなり少なくなったのですが、売り場はたまに覗きます。


千葉そごうの山野楽器に行きましたところこんな CD が並んでいました。



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ピアノロールはラフマニノフの録音などがよく知られていますが、こんなに露色残っているのですね。
パデレフスキだけでなくランドフスカやマイラ・ヘスがどんな演奏をしたのかピアニストならぜひ聴きたいと思うに違いありません。
 
バックハウスやルービンシュタインは普通の録音もたくさん残っています。
パーシー・グレインジャーは吹奏楽曲『リンカーンシャーの花束』で知っていますが、ピアニストだったとは全く知りませんでした。
 
フルート吹きにとって興味深いのはドビュッシーとラヴェルですね。
 
以下のリストには書かれていませんが、 CD のジャケットによれば全部が本人の演奏ではなかったと思います。
買う時は裏をよく見ましょう。
 
 
ドビュッシー:
 1〜6:子供の領分
 7. デルフォイの舞姫~前奏曲集 第1巻 第1曲
 8. 沈める寺~前奏曲集 第1巻 第10曲
 9. パックの踊り~前奏曲集 第1巻 第11曲
 10. スケッチ帳より
 11. レントよりもおそく
 12. グラナダの夕べ~『版画』第2曲
 13. 雨の庭~『版画』第3曲
 14. 亜麻色の髪の乙女~前奏曲集 第1巻 第8曲
 15. ビーニョの門~前奏曲集 第2巻 第3曲
 16. 17:アラベスク第1番 ホ長調、第2番 ト長調
 18. 帆~前奏曲集 第1巻 第2曲
 19. 月の光~『ベルガマスク組曲』第3曲
 20. 夢想
 21. 22:金色の魚~『影像』第2集 第3曲、水に映る影~『影像』第1集 第1曲
 
 
パデレフスキ:
 1〜4:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
 4. シューベルト/リスト編:ウィーンの夜会 第6番 イ長調
 5. メンデルスゾーン:セレナード(聴け、聴け、ひばり)~『12の歌』第9曲
 6. シューマン:予言の鳥~森の情景 Op.82-7
 7. メンデルスゾーン:紡ぎ歌 ハ長調~無言歌集 第6巻 Op.67-4
 8. ショパン:ワルツ第5番 変イ長調 Op.42
 9. ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
 10. ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
 11. ショパン:ワルツ第2番 変イ長調 Op.34-1『華麗なるワルツ』
 12. ショパン/リスト編:乙女の願い~6のポーランドの歌 Op.74~第1曲
 13. パデレフスキ:スカルラッティ風奇想曲 ト長調 Op.14-3
 14. パデレフスキ:古風なメヌエット ト長調 Op.14の1
 15. パデレフスキ:メロディ ロ長調 Op.8の3
 16. ドビュッシー:水に映る影~『影像』第1集、第1曲
 17. リスト:ハンガリー狂詩曲第10番 ホ長調
 
 
ワンダ・ランドフスカ:
 1〜3:モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576
 4. ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ へ長調 WoO.57
 5〜8:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
マイラ・ヘス:
 9. D.スカルラッティ:ソナタ ト長調(デュカス編)
 10. J.S.バッハ:トッカータ ト長調 BWV.916
 11. J.S.バッハ/ブゾーニ編:聖霊降臨のためのコラール前奏曲
 12〜14:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79
 15. ブルクマイン:ピエロとピエレットの話
 16. ドビュッシー:沈める寺~前奏曲集 第1巻 第10曲
 17. ブラームス:間奏曲 ハ長調~4つの小品 Op.119-3
 18. ブラームス:狂詩曲 変ホ長調~4つの小品 Op.119-4
 
 
サン=サーンス:
 1. 歌劇『サムソンとデリラ』の主題による即興曲
 2. あなたの声に心は開く~歌劇『サムソンとデリラ』
 3. アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 Op.70
 4. 前奏曲~オラトリオ『ノアの洪水』 Op.45
 5. 白鳥~『動物の謝肉祭』
 6. ワルツ形式の練習曲~6つの練習曲 Op.52-6
 7. 交響詩『死の舞踏』 Op.40(骸骨の踊り)
 8. 第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ~6つの練習曲 Op.111-6
 9. ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op.36
 10. サン=サーンス:かわいいワルツ Op.104
 11. サン=サーンス:マズルカ第1番 ト短調 Op.21
 12. サン=サーンス:のんきなワルツ Op.110
 13. サン=サーンス:マズルカ第3番 ロ短調 Op.66
 14. サン=サーンス:オーヴェルニュ狂詩曲 Op.73
 
 
パーシー・グレインジャー:
 1〜4:グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲 Op.46
 5〜11: グリーグ:愛の歌~抒情小品集 第3集 Op.43-5
 6. グリーグ:伝承によるノルウェー民謡のピアノ編曲 Op.66
 12. スコット:はすの花の国~2つの小品 Op.47-1
 13. ドビュッシー:トッカータ~『ピアノのために』第3曲
 14. フォーレ:ネル~3つの歌 Op.18-1(グレインジャー編)
 15. スコット:悲しいピエロ(レント)~2つのピエロの小品 Op.35-1
 16〜22: チャイコフスキー:バレエ組曲『くるみ割り人形』 Op.71a(「序曲」なし)
 23. シューマン:交響的練習曲 Op.13
 
 
ラヴェル:
 1. トッカータ~『クープランの墓』第6曲
 2. 悲しい鳥たち~『鏡』第2曲
 3. 亡き王女のためのパヴァーヌ
 4. 5:ソナチネ 嬰ヘ短調/第1楽章:中庸に(モデレ)、第2楽章:メヌエットの動きで
 6. 7:バレエ音楽『マ・メール・ロワ』/第3曲:パゴダの女王レドロネット、第4曲:美女と野獣の対話
 8. 水の戯れ
 9. 鐘の谷~『鏡』第5曲
 10. オンディーヌ(水の精)~『夜のガスパール』第1曲
 11. 絞首台~『夜のガスパール』第2曲
 12〜19:高雅にして感傷的なワルツ
 
 
ルービンシュタイン:
 1. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 2. ショパン:夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
 3〜5;ショパン:24の前奏曲 Op.28~第1番 ハ長調、第4番 ホ短調、第10番 嬰ハ短調
 6. 7:ショパン:24の前奏曲 Op.28~第21番 変ロ長調、第24番 ニ短調
 8. ショパン:ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
 9. リムスキー=コルサコフ:太陽への讃歌~『金鶏』より
 10. ドビュッシー:喜びの島
 11. ブラームス:奇想曲 ロ短調~8つの小品 Op.76-2
 12. ブラームス:狂詩曲 第1番 ロ短調~2つの狂詩曲 Op.79-1
 13. ドビュッシー:レントよりもおそく
 14. プロコフィエフ:悪魔的暗示~4つの小品 Op.4-4
 15. ファリャ:火祭りの踊り~『恋は魔術師』より
 16. アルベニス:喚起(エヴォカシオン)~『イベリア』第1集 第1曲
 17. アルベニス:エル・アルバイシン(坂の多い町)~『イベリア』第3集 第7曲
 
 
バックハウス:
 1. ドリーブ:ワルツ~バレエ『ナイラ』より
 2. メンデルスゾーン:結婚行進曲~『真夏の夜の夢』 Op.61より
 3. ワーグナー:序曲(第1幕への前奏曲)~『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
 4. ワーグナー:行進曲~『タンホイザー』より
 5. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調『悲愴』 Op.13~第1楽章
 6. リスト:軽やかさ ヘ短調~『3つの演奏会用練習曲』第2曲
 7. ピック=マンジャッリオラフの踊り~『2つのリューネール』 Op.33-2
 8. ショパン/バックハウス編:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11~第2楽章
 9. クライスラー:愛の悲しみ
 10. R.シュトラウス:セレナード~6つの歌 Op.17-2
 11. モーツァルト:ドン・ジョヴァンニのセレナード『窓辺においで』
 12. シューマン:献呈~ミルテの花 Op.25-1
 
 
オイゲン・ダルベール:
 1. シューベルト:即興曲 第3曲 変ト長調~4つの即興曲集 Op.90-3
 2. ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
 3. ショパン:夜想曲 第3番 ロ長調 Op.9-3
 4. J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV.582
 5. ダルベール:歌劇『低地地方』のアリア Op.34
 6. ドビュッシー:風変わりなラヴィーヌ将軍~前奏曲集 第2巻 第6曲
 7. ベートーヴェン:バガテル Op.126 第4曲 ロ短調:プレスト
 8. サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲~6つの練習曲 Op.52-6
 9. リスト:即興ワルツ
 10. リスト:ポロネーズ 第2番ホ長調
 11. 12:ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90~第1楽章、第2楽章
 
 
ハロルド・バウアー:
 1. ベートーヴェン:トルコ行進曲~付随音楽『アテネの廃墟』第4曲
 2. ベートーヴェン:ガヴォット ヘ長調
 3. バウアー:モトリーとフローリッシュ~『18世紀の旋律』より
 4. バウアー:バルベリーニのメヌエット~『18世紀の旋律』より
 5. パデレフスキ:ポロネーズ Op.9
 6. リスト:オクターブ 変ホ長調~『パガニーニによる超絶技巧練習曲集』第2曲
 7. モシュコフスキ:ポロネーズ 変ホ長調 Op.11
 8. J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
 9. ショパン:ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 Op.26-1
 10. ショパン:12の練習曲 Op.25~第7番 嬰ハ短調
 11〜14: ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
 
 
チラシによれば再生に使われたピアノは YAMAHA の C7 とのことです。

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ベートーヴェンの五番:ヴァイオリンとピアノ版 [音楽]

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ちょうど一週間前、NHK総合で、Eテレで放送した番組の再放送がありました。

時間は 17:30 からでした。


リポーターは 松井 咲子 さん、ナレーションは 中村 倫也 さんです。

松井さんのことは何も知りませんが、元 AKB48 でピアノがお上手であるらしいです。



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楽器も興味深いのですが、普段お目にかからない珍しい楽器を意図的に取り上げていたようで、この時間枠ではあまり充実した内容にはならないかなと思えました。


一般の人の興味を惹きつける内容ではストラディヴァリウスとそれをお手本に作られた楽器の弾き比べがありました。

大学から貸与された 1723年製ストラディアリウスを惹かれるのは 永峰 高志 特任教授です。

番組では触れていませんでしたが、調べてみるとこの楽器は「ヨアヒム」という楽器であると思われます。

ややこしいのですが日本音楽財団にもヨアヒムというストラディヴァリウスがあって、そちらは1715年製とあります。


さて最も興味深かったのは楽譜です。

附属図書館の所蔵楽譜は突洋一と言われているそうで、その中にはベートーヴェン(1770-1827)が生きていた当時(1794-1900)に出版された「ベートーヴェン初期印刷楽譜コレクション(Collection of Early Printed Editions of L. v. Beethoven)」があります。

ベートーヴェン生前のもの500余点を含む1729点があるとのことで、その中には「作曲者から直接、原稿の提供を受けたオリジナルなもの(原版 Originalaugabe)」も含まれているそうですが作曲者とは無関係に作成された編曲版もあるそうで、当時は録音を聴くことはもちろんできないので交響曲を聴こうと思ったら演奏会に行かねばならなかったのでそこで編曲が行われたようです。

編曲譜には著作権の保護対象とは考えられていなかったようだとのことで、出版社が編曲版を同時に出すということもあったようです。


冒頭の画像は国立音楽大学で2019年12月16日に行われたライブラリー・レクチャーの報告で、「国立音学大学研究紀要55」として 2021年3月付で PDF で公開されているものです。


以上の内容の一部と以下の画像は引用元を明示することを条件として大学に許可を得てそこから引用しています。


番組では 沢田 千秋 准教授が楽譜を紹介し、永峰 特任教授のヴァイオリン、沢田准教授のフォルテピアノ(グラーフ)によって第一楽章の途中までが披露されました。



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この譜面だけではピンとこないかもしれませんが、実に巧みな編曲で演奏に聴き入ってしまいました。
上がヴァイオリン、下の大譜表がピアノです。
一週間経ってしまってのでもう NHK+ で視ることはできませんが、有料の NHKオンデマンドなら視聴可能だと思います。

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