イヴェントが続く [レッスン]
先生の所属するオーケストラの定期演奏会がまたあります。
場所はいつもの千葉市民会館ですが、千葉市民会館は移転が決まっているのでいつまでここでできるかと思ったらまだしばらくは使えるとのことでした。
後で調べると移転予定の場所( JR千葉駅西側の再開発地区で、旧国鉄の土地だったと思います)の計画が止まっていて、いつ移転ができるか、あるいは別の場所にしなければならないのか先が見えない状況のようです。
今日もレッスンでしたが、課題が次々に出てきますが、かねてより大きな課題であった音の問題はかなり改善されているようです。
自分の音は正確にはわからないので先生に聴いていただいて指摘していただくのが早道です。
しかし、ある程度の技量がある人ならいいのですがそうでないと良いと言われた時の音がすぐ再現できるわけではないのが悩ましいところです。
アスリートと同じで体に覚えさせなければならないのですが、すぐ定着させることができないんですよね。
やはり若い時からやらなければダメですね。
音は本当に大事です。
先週はなかったチラシが壁に張ってありました。
先生のオーケストラがママさんオーケストラで、こちらはママさんブラス。
私は知りませんでしたが、結構あるようです。
パパさんは?と思いましたがパパさんは普通にやっていますし、パパさんなどとすると女性を排除しているようでイメージが良くないですね。
昔のウィーン・フィルは女性は入れなかったようですし、映画『ブラス!』でも女性は入れないと言われる場面があります。
先生のママさんオーケーストラでは必ずしもママさんでなくとも良いそうですが、小さい子供がいる場合でも参加できますよ、ということらしいです。
それにしてもせっかく専門的に音楽を勉強してもそれが活かせないのは残念ですしもったいないですね。
音大を卒業しても何かしら音楽に関係する仕事につければいいでしょうが、実際にはそうでない職業に就くという例は少なくありません。
演奏家として収入を得ることができるのはほんの一握りというのが厳しい現実です。
明日の朝は更新はしません。
今年最後のレッスン [レッスン]
来週はお休みなので今日が最後のレッスンでした。
ずっと課題になっているポイントがあるのですが、このところ少しなんとかなりそうな感じになってきました。
でもそれがもし克服できても新たな課題が出てくるんですよね。
なんと言っても先生は専門教育を受けているわけなので先生から見たら改善すべき点は星の数ほどあります。
焦っても仕方がないので一つ一つ根気よくやっていくほかありません。
先生は滅多に褒めないのですが、今日は「初めて聴いた時とは音が全然違っている」と言われました。
以前も一度そんなことを言われたような気がするのですが、それは先生の指導が的確であるからに他なりません。
以前通っていた楽器店のレッスンでは一度も音の質やフレーズの歌い方について言われたことはありません。
何も言われなければ進歩はありません。
素人が初めて楽器を持てばわからないことだらけですが、その人がどうすれば伸びるかを見極めるのは先生の仕事です。
よく言われることですが、「演奏家必ずしも名教師ならず」。
ランパルは高名な演奏家ですが、事細かに弟子を指導することはなかったそうです。
ヴァイオリンで名教師と知られるジュリアード音楽院のドロシー・ディレイ。
演奏も素晴らしかったそうですが、彼女の弟子には一部を抜き出しただけでも
イツァーク・パールマン、ナイジェル・ケネディ、シュロモ・ミンツ、チョーリャン・リン、
アン・アキコ・マイヤース、竹澤恭子、ギル・シャハム、五嶋みどり、諏訪内晶子、川久保賜紀、神尾真由子
と、綺羅星のような演奏家が並んでいます。
先生に言われたことがどうすれば実現できるか、それを考えるのは生徒の仕事です。
音楽教室によってはいかに気分良くレッスンに通ってもらうかが最も大事なことになってしまって、より良い演奏ができるようにすることの優先順位が下がってしまっているところもあるのではないかと思います。
一般に大人になってから楽器を始める人は親に言われて通う子供よりいいお客なのだそうです。
本人がやりたくて通うわけですし、効果な楽器も買うかもしれません。
仮に月に 15千円を払うのだとすれば楽器店の売上は一年で18万円です。
それが何年か続くのですから、たとえば百万円の楽器を一台売るよりもいいわけです。
でも、3歳ごろから初めて音大にも行けた人のようにはなれません。
そうした人たちから見たらもどかしかったりやっても無駄なのにという感想を持ってしまうかもしれません。
私もこのまま続けたとしてもどうにもなるもんではない、と考えることはあります。
でも、できないことができるようになる、先月よりいい音になった、そんなことに充実感を覚えます。
小市民的でしょうか。
まあいいではないですか。
明日は母の通院の日ですし、朝の更新はしません。
もっと良い音に [レッスン]
レッスンではあれこれ指摘されるわけですが、最近はタンギング、ビヴラート(かけるな)、ブレスなどです。
中でも最近よく言われるのは音色です。
途中まではあまり言われなかったのですが、なんでしょう?やっと指導するに値するレヴェルになってきたのかもしれません。
顧みれば初期の頃は今とはまるで違う音でした。
目指す音も今とは違っていました。
とにかく先生のような音、中の充実した密度の濃い音はまだ出せません。
精進あるのみです。
モノレールの動物公園駅近くではイタドリが日差しに輝いています。
イタドリは別名 すかんぽ です。
困ったことに すかんぽ の別名を持つものはもう一つ、スイバという植物があります。
さだ まさし さんの『風の篝火』に すかんぽ が出てきますが、この すかんぽ がどちらを指すのかはっきりしません。
姿からすると丈も高くて光に輝く様子が篝火のように見えないこともないイタドリではないかと思います。
誰か さだ さんに訊いてみてくれないでしょうか?
明日の朝も更新はしません。
さらにアンブシュアを工夫する [レッスン]
もっと良くならないかといろいろ考えているのですが、先日はアパチュアの形をチェックして唇の左に少し力を入れるようにしてアパチュアの形を整えるようにしてまずまず良い結果が得られました。
その後鏡でチェックしていましたところ力を入れるのではなくて下唇を少し左にずらすようにするとアパチュアの形がきれいになることに気づいたのでその形でやってみましたところ、かなり良い結果が得られました。
色を削除してコントラストを調整してトリミングしています。
iPhone で手持ちで撮っていますので同じようには撮れていませんが、上が今まで、下が新しいアンブシュアです。
上の方が開口部の面積が大きいように見えますが、実際は下の形の異例な形の方が充実した響きが得られます。
今まで吹いたことのある曲をやってみたり同じ部分を吹き比べて録音して聴いてみたりしましたが、今回試した形でかなり良いと思えました。
考えてみると金管楽器でも唇の真ん中ではなくて少しズレた位置で吹く人は珍しくありません。
だからと言ってどうでもいいというわけではないのですが、人の体は左右対称でないだけでなくて形も皆違うわけですので、最適なポジションは人によって違ってもいいわけです。
分かりやすい例で言えばジャズトランペットのルイ・アームストロングはかなり頬を膨らませて吹くのですが初心者のうちに頬を膨らませてはいけないと教わります。
たとえばピストンに置く右手の指も、指紋のある部分を上に載せるのが基本の形ですが、第一関節と第二関節の間を乗せるようにする人もいます。
その人がそれで上手く吹けるのならそれはダメとは言われないわけです。
たとえばこちらの記事ではフルートの双方について説明していますが、後ろの方でデニス・ブリアコフの動画が紹介されています。
これを視ると彼は結構左側で吹いているなということがわかります。
だからと言ってこれを真似レア同じように吹けるというわけではありません。
今頃になってこんなかとをやっているようではダメで、ずいぶん遠回りしてしまっているのですが、楽器は指が動けばいいというものではありません。
どうしたら良い音が得られるか、どうやったらもっと良くなるか多くの奏者は常に考えているはずです。
楽器を変えてみるというのも一つの手ですが、まずは手元にある楽器でいかに良い音を引き出すかを考えるのが大事だと思います。
明日から金曜までは休日ですが朝の更新は行いません。