トリカブトの季節:泉自然公園 [花、植物]
昨日の続きです。
今まであまり見かけなかった場所にツクバトリカブトがまとまって生えていました。
見慣れたものに比べると色が薄いように思います。
ことによると品種が違うのでしょうか?
この場所は光が届いて明るいですが、どちらかといえば反日影の場所を好むように思います。
烏帽子のような、鳥の頭のような形です。
猛毒で、過去には事件で使われてひときわ有名になりました。
あの事件ではフグ毒と一緒に使われました。
どちらも猛毒ですが作用が正反対なので、量を厳密に測って摂取させれば所定の時間は作用が拮抗してどちらの毒性も現れません。
フグ毒の方が分解が早いので、所定の時間が経過するとトリカブトの毒による症状が現れます。
トリカブトの毒は即効性があるので、あの事件では犯人がその場から去る時間を稼ぐことができてアリバイがあると主張されました。
しかし死因に不信を持った解剖を担当した医師が被害者の血液を保存してあったため分析することができてフグ毒も使われたことがわかりました。
専門家でもすぐにはわからなかった巧妙な計画です。
トリカブトは全身にその毒がありますが、ミツバチはその毒の作用を受けません。
詳しいことは省略しますが、イオンチャンネルの仕組みが人など他の生物とは異なるためだそうです。
ミツバチはこの花の蜜も集めてしまうので、養蜂家はこの時期トリカブトが咲く地域では蜂を放さないそうです。
サラシナショウマです。
ブラシみたいですね。
トネアザミです。
よく見るアザミとはちょっと違うようです。
これはここでよく見るツクバトリカブトです。
特徴的な姿ですね。
周囲の小さいのが花なのかもしれません。
ここにもイタドリ(すかんぽ)が日差しを受けています。
光を受けて輝く様を さだ まさし さんは「風の篝火」で歌ったのかもしれません。
ヤブミョウガです。
種子がだいぶ熟しました。
過ごしやすい良い季節です。
紅葉が見頃になる頃は訪れる人が多いです。
明日はやはり朝の更新はしません。
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