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易し過ぎない『源氏物語』入門 [本]

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大河ドラマも紫式部ですし、知識を増やしたいなと思っていたのですが、初心者向けの解説本などはたくさんあるものの学生向けかと思うようなものが多くてちょっと物足りないと思っていました。


たまたま今日書店に立ち寄って源氏物語関連のコーナーを見たらこんな本がありました。



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先日ネットのニュースで現代語訳の比較を取り上げていたのですが、原文にどのくらい忠実か、当時は当たり前だったので書かれていないことをどのように取り込むか(現代語訳に織り込むか、注釈にするか)など訳者による工夫が解説されていました。


谷崎、与謝野、円地、瀬戸内、林、角田、アーサー・ウェイリー(毬矢まりえ、森山惠訳)の冒頭部分を比べています。

橋本治、大塚ひかり訳には触れられていません。


こんな本もあります。


源氏物語 現代語訳書誌集成 (新典社研究叢書331)

源氏物語 現代語訳書誌集成 (新典社研究叢書331)

  • 作者: 佐藤 由佳
  • 出版社/メーカー: 新典社
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: 単行本
角田さんの訳は少し読んだのですが、止まっています。



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この本は現代文によるあらすじ、原文の一部とその訳、当時の服装や風俗に関する解説、人物相関図などを使ってバランスよく頭に入る印象です。


源氏物語絵巻の画像も収録されています。



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出たばかりです。

大判で価格も高いですが、内容は充実しています。


さすが平凡社ですね。


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