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底を開けてみる:Nikon F3, F3 HP [写真・カメラ]

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昨日の続きですが、電子制御シャッターが切れないというので中を見てみることにしました。



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一緒に愛機の F3 も見てみます。


底のカバーを外します。


100円ショップで小さなケースを買おうと思ったのですが、文具店に行ってみたところ小学校で使うような絵描き用のパレットがあったので買ってみました。

これはいいですね。おあつらえ向きです。




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失くす心配がないですし、どこについていたネジなのかも区別できます。



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F3 の電池蓋はまだ外れません。



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F3 HP です。

基盤は F3 でこうしたフィルム状のものになりました。

カタログをまじまじと見たものです。


この基盤を修理するのは手間がかかりますしできるかどうかもわからないので、もし修理するとしたら問題のない基盤と交換することになるでしょう。


ネジを外すのは良いとして、緑青の生じている真鍮と思われる爪が破損する懸念がないとは言えません。

仮に一つ折れてしまったとしても動作にはすぐには影響しないとは思いますが。



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だいぶ汚れていますね。

真鍮の部品には緑青が発生しています。



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この電池蓋は綺麗に外れます。



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底のカバーは驚きの状態です。

一体何が付着しているのでしょう。



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これで当初は電子シャッターが切れたというのも驚きです。



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外観はきれいなのにどうしてこうなったのでしょう。



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こちらは F3 です。




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きれいです。

左下の外装の部分が HP では少し変更されているのが見て取れます。

どういう意味がるのかはわかりません。



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底の蓋もきれいです。



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HP の汚れを少し拭いてみました。



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底に溜まったものは割と簡単に除去できました。



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アルコールを含まないもので拭き取っただけですが、少しマシになりました。



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緑青は簡単には除去できません。



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少しきれいにはなったものの、電源は入りません。


CRC 5-56 よりシリコンスプレーの方がいいらしいのですが、緑青が除去できるかどうかはわかりません。

除去できるとしてもこの状態のままでは作業できません。

ネジを外して可能な限り分解しなければなりません。


中に隠れている部分の状態はまだわかりません。

わかったとしても作動するようにできるかどうかはわかりません。


まF3 の電池質の状態はかなり悪いと思いますので、蓋が取れればこの HP の電池室周りを流用することになるかもしれません。


ファインダーはそのまま使えますが、HP は倍率が小さくなっていて、像は少し小さく見えます。

それでも支障はないですし、最初に完成した形である F3 の姿が好きなんですよね。

車でもそうですが、少し手直しするとバランスが変わってしまうのです。

HP のファインダーのデザインも改めてジウジアーロに依頼したとは思いますが。


F3 の電池蓋を外すために使えそうな工具が見つかったのでそれを試してみる予定です。

シリコンスプレーも手配しました。


手をかけるのは楽しいですね。


でも、完動品も一つ欲しいと思い始めてしまっています。

F3 HP は五万円台を中心に数は出回っています。

オリジナルの F3 はもっと安いでしょう。

状態がいいものがあるかどうかはわかりませんが、ネットで情報を集めるとオーバーホールされていると細かなパーツがリファインされたものに交換されている可能性が高いそうです。

私の F3 は修理歴はないのでオリジナルの状態を保っていますからその点では貴重だと思います。


今までほったらかしだったので罪滅ぼしに少し可愛がりましょう。

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Nikon F3, F3HP [写真・カメラ]

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しばらく前から利用するようになった写真店では中古カメラも扱っていますが、その中に愛用していた Nikon F3 がありました。



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愛用していたのは発売('80年)されてしばらくして購入した初期のモデルですが、プロ用モデルに続いて HP(ハイアイポイント)モデルが発売('82年)されました。


見た目の違いはファインダーの前面に HP の文字があるかどうかです。



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ハイアイポイントモデルはファインダーから少し目を離しても前面が見えるように設計されています。

多分眼鏡をかけた人に配慮したものでしょう。


そのためファインダーの高さが増しています。



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操作系などは同じです。



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底面も同じです。



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デザインはジウジアーロ。

当初この赤いラインが横に入るプランだったようですが、最終案で縦になりました。



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左に見える黒い窓のようなものはセルフタイマーを使った時に発光(点滅)する部分です。



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F3 は巻き上げとシャッターの感触が抜群に良かったですね。

手に取ってシャッターを切ってその感触に魅了されて購入を決めました。

分割巻上のフィーリングも優れています。

当時 181千円でした。消費税はありませんでした。



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スピードライトの取付部は特殊な形状で、一般のストロボなどを取り付けたい場合はここにオプションのホットシューを取り付けます。

この形状はしっかり取り付けられて良いのですが、フィルムを巻き戻すときはスピードライトを取り外さなければならず、モータードライブで巻き戻す時は巻戻ノブが回っているのが確認できないとして不評だったようです。


F3 P(プロフェッショナル)はファインダーの上に普通の形状のホットシューが設けられていました。

ハイアイポイントだったようで、HP 発売までに Limited などというモデルもありました。



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これは愛用していた F3 のスクリーンですが、P型 に交換しています。

中央が斜めのスプリットイメージ、その周囲はマイクロプリズムです。


これがピントが合った状態。



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これが合っていない状態です。

斜めなので縦線にも横線にも合わせやすいです。



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こういうスクリーンです。



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これは今回購入した F3 HP についているもので、全面マットです。



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ガラスのプリズムが入っているので重いです。

安価なカメラはプリズムを使わずに鏡を使う場合があります。



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裏蓋も交換しています。

右の HP が元々の裏蓋ですが、F3 はデータバックをつけています。



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ここにフィルムの箱を切り取って入れておくことができます。



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データバックは別に電池が必要です。



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ピントを縦線に合わせた様子がこちら。



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合っていないと、こうです。



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マイクロプリズムなどはレンズが暗いと見辛くなるという問題があります。

全面マットだとそういうことはありません。



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裏蓋を開けたところです。

下部にデータバック用の接点があります。



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データバック側です。



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これらのボタンで設定します。



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フィルム感度はここで合わせます。

裏蓋を開ける時はこのノブを持ち上げますが、純正のスピードライトが取り付けられていると持ち上げることができないのでその点は面倒です。



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フィルム感度を設定するときはギザギザのついた部分を持ち上げて回します。



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これが露出補正。


追記。

露出補正ダイヤルはフィルム感度設定と一体です。

マイナスに露出補正するのはフィルム感度を上げる、プラスに補正するのは感度を下げるのと同じことです。

説明の必要はないかもしれませんが、マイナスに補正する=暗くする というのは光が当たる時間を短くすることですから、フィルムの感度が高いものを使うのと同じことです。

感度が高いということは少ない光で同じだけの露出が得られるわけです。


今はあまり聞きませんが、「増感」「減感」という言葉が使われていました。

例えば ASA(ISO)400 のフィルムでもシャッタースピードが遅すぎるなどの場合に 4倍に増感(1600に)して撮影し、現像するときは感度 1600 のフィルムで撮影したのと同じ処理をするわけです。

お店に依頼するときはその旨必ず伝えます。

当然粒子は荒くなって画質は落ちますが、非常手段として、あるいはその粗さが欲しくて撮影するということが行われました。



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ファインダーの左上に見えるのはアイピースシャッターのレバーです。



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倒すとファインダーの中のシャッターが閉じて見えなくなります。

これは順光など背後が明るい場合でリモートケーブルを使ったりセルフタイマーを使ったりする場合、ファインダーから入った光が露出に影響することを防ぐためのものです。



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こちらはシャッタースピード。

ダイヤルの左下に見えるマークはフィルムの位置を示しています。



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シャッターボタンの向こうに見える小さなレバーが電源スイッチです。

これが ON にした状態です。

右上に見える勾玉のようなレバーは多重露光するときに使います。



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このカニのハサミのようなパーツはこの時代(Aiニッコール)にはもう必要なかったのですが、旧機種などで絞りを連動させるための爪です。



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これを取り外す改造がサポートされていました。

取り外して、短いビスで穴を埋めるというものです。



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HP の文字の下に見えるのは絞り値を照らすための照明です。



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赤いボタンがスイッチです。

押している間だけ照らします。



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ファインダーを取り外したところですが、暗い場所などでこの数字が見にくいときに照らして読み取ることができます。



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ファインダー側です。



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電池蓋です。

実は電池を入れぱなしだったため固着しているので CRC 5-56 を塗布して開けようとしているところです。



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ミラーアップの機構です。



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ボタンを押し込んでレバーを倒します。



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ミラーが下りている状態です。



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少し上がった状態。



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全部上がった状態です。

下に測光のための機構があります。

フィルムからの反射を測ります。



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今回購入した F3 HP は機械式シャッター(1/80。ミラーアップの機構の下)以外は切れない状態ということで、ジャンク扱いで安価で売ってもらえました。

外観は底面のカバーも含めて悪くないんですが。


当初プロの間では電池がないと動かないようなカメラは使えないという評価でしたが、モータードライブ(MD-4。単三乾電池8本使用)を装着するとそこから電源が供給されるとのことでプロは大抵その組み合わせで使っていたようです。



追記。

コメントに書きました P や tochi さんがお使いだった Limitedの他に NASA 仕様のものが作られました。

一般に知られたのは F3 発売より後だったと思いますが、Nikon の HP によりますと F3 開発中に依頼があったとのことです。

長尺フィルムを装填できる仕様になっていました。

写真でよく見たのは「スモール」の方かもしれません。

詳しい構造はわかりませんが、HASSELBLAD などの中判カメラのようにマガジンが交換できる構造だったのかもしれません。


1978(昭和53)年の秋、NASA(アメリカ航空宇宙局)からスペースシャトルに搭載するカメラ製作の依頼があった。
NASAの要求は、250枚の写真が撮れ、撮影途中でもフィルム交換ができる自動露出カメラを1年半で完成させるというもの。ニコンは当時開発中であった「ニコンF3」をベースに、250枚撮りの「F3“ビッグカメラ”」と72枚撮りの「F3“スモールカメラ”」を1980年5月に納入。翌年、スペースシャトル「コロンビア号」に「F3“スモールカメラ”」が搭載された。




購入した HP のシャッターは当初(多分買い取った時)は切れたとのことで、基盤がダメなのではないかとのことでした。

基盤はカタログにも掲載されていましたが、フィルム状です。

これがダメだとなると多分修理はできないでしょう。

フィルム状の基盤を交換するという対応でしょうが、部品の供給はないので他の個体(何らかの原因で使えないもの)か部品を取るほかありません。


もうメーカーのリペアサービスの対応はとっくに終了しています。

どうしてもやるのであればどこかやってくれるところを探さなくてはなりません。

パーツが入手できなければ無理でしょうね。



これについていはまた改めて取り上げます。


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使えない道具 [写真・カメラ]

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導入してから愛用している Ulanzi のクイックリリースプレートですが、三脚によっては対応していないので取り外さなければなりません。


そんなときは先日購入したこれが役に立つのですが、重みがあるのでカメラバッグに入れっぱなしにはしたくありません。


使うのは一つですし。



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単体のレンチはいくらでもあるのですが、Amazon を見ていたら良さそうなものがあったので買ってみました。


使うのは一種類ですが、軽いですし失くす心配があるほど小さくないのが良いです。



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しかし使ってみるとダメでした。


緩いんです。



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Ulanzi のセットの方はもちろん大丈夫でピッタリです。



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この辺の道具は一応精密工具なので違いはないだろうと思ったのですが、そうではないのですね。

なんてことでしょう。



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測ってみるとやっぱり小さいです。

4mm のレンチなのですが、ダメな方は 3.9mm くらいしかありません。

でも Ulanzi の方は 4.2mm ありますね。手で持ちながら撮影しているので誤差はあるかもしれません。

これでピッタリなんですよね。



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形もちょっとあまい感じですね。



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日本の JIS に似せたマークがあります。



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合格証とありますが、何に合格したのやら。

その下には品質保証とあるのですがねぇ。


まあ返品できるのでいいでしょう。


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NHK で三度目 [写真・カメラ]

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昨日の夕方の NHK ですが、投稿した写真がまた紹介されました。



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オリジナルはこちら。

アケボノアセビです。


撮影は先月24日です。


前回は昨年八月、最初は一昨年六月です。





この番組では以前は一日一枚くらいでしたが、このところ二枚紹介することもあります。
投稿が増えているのかもしれません。
 
投稿したものが全て紹介されるわけではありませんし、放送される場合でも事前に通知はありません。
 
どういう基準で選んでいるのかはわかりませんが特に写真としていいものであるからというわけではないようです。
タイムリーかどうかなのかもしれません。
 
投稿にはコメントをつけますが、大抵そのまま読まれます。
今回はアケボノアセビという名前から
 春は曙
 春はもうすぐです
と入れておきました。
 
大河ドラマで平安時代を取り上げていて 清少納言 も登場しますので目を引くかなと思いました。
 
前回もコメントはそのまま読まれましたが、最初に投稿したときは少しカットされていました。
 
珍しそうなものが撮れたらまた投稿しようと思います。

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Limited Edition は抽選:X-100VI [写真・カメラ]

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先月 22-25 の間 CP+ が開催されましたが、やや遠いのでまだ一度も行ったことがありません。
FUJIFILM のブースではセンサーの清掃などを無料でやってくれる(電話による事前申込が必要)とのことだったのですが、そのために交通費をかけて朝早く出かけるのもなんだかなあという感じです。
丸の内にあったサービス拠点がなくなってしまって、それらのサービスを受けようとするなら東京ミッドタウンまで行かなければなりません。もちろん無料ではありません。
以前は保証期間中は無料でやってもらえたのですが、世知辛い世の中です。
地下鉄の乗り換えも必要ですし、やや億劫なんですよね。
でもカメラのキタムラでは FUJIFILM のサービスほど豊富な内容ではありませんが清掃はやってもらえます。
自分ではやらない方がいいです。
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事前にゴミの出る画像を撮って清掃後また画像を撮ってくれます。?
ここで取れないゴミは FUJIFILM に依頼するほかありません。
センサーの裏側にあるものはここでは取れないとのことです。
今回の作業後も一つ残っていますが、通常は問題になるようなものではありません。
センサーのゴミは絞り込んだ時に現れるので、普段解放で取ることが多い場合は気付きにくいです。
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ここにはセンサー清掃は載っていませんが、 3,300円で、所要時間は二時間ほどです。
このお店は千葉そごうの近くですのでその間そごうをぶらぶらしたりお茶を飲んだりします。
BOOKS & CAFE のコーヒーが好きなんですよね。
豆は UCC ですが、サイフォンで淹れています。
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カタログはあるかと思いましたら、新製品のこれ、ありました。
噂によると入手が難しようで、RICOH の新製品にかなりの引き合いがあるとか。
一枚目の写真のように出荷停止だった X-T5 は受注再開ということですが、X100VI は供給が数ないんでしょうかね?
先日会員向けのメールで Limited Edition の案内がありました。
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「X100VI」は、「ハイブリッドビューファインダー」や優れたデザインなどはそのままに、裏面照射型約4020万画素「X-Trans[トレードマーク] CMOS 5 HR」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を採用。
さらに、新開発の最大6.0段ボディ内手ブレ補正機能を「X100シリーズ」で初めて搭載しつつ、質量約521gの小型軽量ボディを実現。
とあります。
Limited Edition が通常のモデルとどう違うのかこれだけでは分かりません。
日本では 90台の販売だそうで、転売目的の申込もありそうです。
愛用しているユーザーからすると本当に使いたい人の手に渡って欲しいと思います。
抽選の締切は今日、当選した場合のお届けは 22日とのことです。
中古屋さんを見ていると、Leica などの限定品が触ってもいなんじゃないかと思う状態で並んでいることがあります。
儲ける目的では買って欲しくないですね。
気持ちはわからなくはないですが。
限定販売でなければ(お金があれば)二台買う人もいるかもしれません。
一台は愛用して一台は保存とか。
でもこの値段...。
昔のレコードなども同じものを二枚三枚と買う人もいました。
一枚は聴くためで、他は保存用です。
でもねえ、どんなお宝でも本人が死んでしまうとゴミと言われたりするんですよね。
X-100VI の内容は X-T5 のユーザーとしてはぜひ買いたいと思うものではないのですが、カタログを見ていると新しいフィルムシミュレーションとして REALA ACE が入ったようです。
GFX100II では既に搭載されましたが、Xシリーズでは初です。
REALA ACE はそれまでの三原色に対応する三つの感色層に加えもう一つの「第四の感色層」を持つ、評価の高いフィルムで終売を惜しむ声が多かったのですが、今回 X シリーズにそのフィルムシミュレーションが搭載されたことは喜ばしいことです。
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一昨年七月の冷蔵庫買い替えの際に撮った写真ですが、とっくに期限が切れたフィルムたちの中に REALA ACE もあります。
APS のフィルムもありますが、APS は全然話題に上りませんね。
ただ APS-C というセンサーのサイズに名前を残すのみです。
当時は "新システム" と呼ばれていたんでした。
Canon の IXY があるんですが、出番はないですね。
気が向いて使ってみる気になったらフィルムの出番もあるでしょう。
そうか、35mm のフィルムは細々ながら供給があっても APS のフィルムはないですね。
それではカメラも流通しませんね。
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2012年が最後となったこのネガフィルム、私も中判でネガを使う場合はこれをよく使ったかもしれません。
T5 にも遠からずファームアップでこのシミュレーションが搭載されるでしょう。
アップデートされたら試してみたいと思います。


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ハーフサイズカメラ [写真・カメラ]

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最近のネットのニュースで PENTAX がハーフサイズカメラを開発中というものがありました。

PENTAX ブランドですが、旭光学工業は 2006年12月に HOYA と合併する予定でしたが、翌年二月にHOYA の子会社となり、2011年7月に光学部門が RICOH の子会社になりました。


PENTAX にハーフサイズがあっただろうか?と思いましたが、RICOH が 1962年11月に「RICOHオートハーフ」というカメラを発売しています。

PENTAX は1979年に「auto110」というカメラを発売します。

110 という規格は今ではあまり話題になりませんが、13 x 17mm のカートリッジ式のフィルムでした。

auto110 はそれを使う一眼レフでした。


ハーフサイズが 24 x 17mm ですからそれより小さいですね。

従妹に頼まれて minolta の 110 カメラを買ったことを思い出します。



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OLYMPUS PEN は初代が 1959年10月の発売。

三年前の五月に中古を購入したこの EES-2 は1968年3月の発売で、初めて手にしたカメラです。



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アクセサリーシューには専用のフラッシュが取り付けられました。

フラッシュはストロボと違って専用のバルブを使うものです。

シャッターボタンにはネジが切られていますのでリモートレリーズも使えたのだろうと思います。


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カウンターは 72 まであります。

最初の巻き上げ方次第でもう一枚くらいは撮れました。


フィルムは手前に見えるダイヤルで巻き上げます。

分割巻き上げです。



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左側面の下にあるこれを引き下げて裏蓋を開けます。



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フィルムを入れるときは巻き上げノブを含む部分を引き上げます。



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フルサイズのフィルムの半分より少し少ない縦長のフォーマットです。

ニュースによれば縦長の画面はスマートフォンと相性がいいというのが新たに開発する理由の一つだそうです。



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シャッター兼絞りは四枚羽です。



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フィルムの平面性を保つ圧板も縦長です。



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初めてフィルムカメラを手にした人はフィルムをどうやって装填するのか戸惑うかもしれません。



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フィルムを巻き戻すときは右上に見えるボタンを押し込みます。


話はちょっと逸れますが、初心者はフィルムを巻き戻すのを忘れて裏蓋を開けてしまうという失敗をすることがあります。

そうなると撮影済みの画像は大部分が救えません。

半分以上前の、巻き取られている部分なら開けた時間によっては少しは救えるかもしれません。

そうした失敗対策として、コンパクトカメラでフィルムを装填するとすぐ全部巻き上げて、撮影する都度巻き戻していくというものが作られたことがあります。

そうすると撮影済みのものがほぼ助かるわけです。



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ピントはゾーンフォーカス。

レンズは 30mm ですが、フルサイズ換算するには x1.44 ですから43.2mm 相当ということになります。

ASA はある時から ISO という表記に変わりました。 

このカメラでは 400まで使えました。



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2.8 ですから十分明るいですね。

このカメラは電池は不要です。

レンズの周りに見える部分がセレン光電池で、光を受けて発電します。


シンクロ接点もありますね。



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ストラップは多分オリジナルです。

レザではなくてビニールですね。



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この革のケースも多分オリジナルです。

懐かしいです。



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ファインダーももちろん縦長です。


フィルムはとっくに使用期限が切れたものが冷蔵庫にありますが、使うことはないかもしれません。



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こちらは X-T5 と XF80mm で撮ったものです。

フィルムシミュレーションはいつもと違って ETERNAブリーチバイパスです。

シネマ向きの色調で彩度が低くコントラストが高いという特徴があります。

発色はナチュラルです。

レトロなカメラには似合う色です。



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こちらは Acros + Rフィルター。



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セピア。


PENTAX のハーフカメラ、お値段はどのくらいになるんでしょうか?

ある程度は売れるかもしれませんが、フィルムが高くて現像代も高くて時間もかかる、データ化にもお金がかかるという四重苦の中で生き残れるのか、他人事ながら心配です。


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手袋を使おうか [写真・カメラ]

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はっきりしないお天気で、夕方には予報通り雨粒が落ちてきました。

明日の朝まで結構降るようです。

先日風が強い日がありましたが、その前に降った雨のおかげで埃はそれほど飛びませんでした。



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写真をプリントできるお店がどんどん少なくなって困ります。

L と 2L ならコンビニでプリントできますが、いつもは KG でマット仕上げにしているのです。

そのお値段が 1年くらい前は 55円くらいだったと思うのですが、それが 70円になり、先日はとうとう 80円になってしまいました。


去年だったか、市内にまだ写真プリントをやってこらえるお店があることがわかりました。

市内には U というお店と K というお店(どちらもチェーン店)があったのですが、Uの方は記念写真に特化したようで、プリントの受付はしますが他店に依頼するとのことで一週間くらいかかると言われました。

K はあるはずのところにお店がなかったので調べましたらなんとペットショップに変わってしまっていました。


それで見つけたのが最近お願いすることがあるお店です。

お客が操作するのではなくてお店の人がやってくれて、スマートフォンからでもプリントできます。


店主は県外のご出身とのことでしたが、プロのカメレマンでいらしたそうで、店内には良い写真が飾られていました。

FUJIFILM のカメラや機材についてもよくご存知で、話が弾みます。


中古のカメラや機材が並んでいたり、古い商品が埃をかぶっていたりして見ているのも楽しいです。



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何気なく見ていたら最近見ない種類の手袋がありました。



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指が出るタイプのセーム革の手袋です。



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通気性のためでしょうか、穴が開けられています。



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丁寧に作られている印象です。



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いつ頃の製品なのかわかりませんが、最近のものはバイク用のグローブかと思うようなものばかりです。

ことによるとヒーターが内蔵されているかもしれません。


バイク用と違うのは指先がそれほど厚くないことかなと想像します。



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iPhone で撮るとそんなに変な色にはならないのですが、何かが違うんですよね。

何か、生命感というような、ね。



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「皮」でなくて「革」ですね。



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で、これをどうするかと言いますと先日の問題を解決してくれるかなと思ったのです。

先日のハンドグリップに以前購入して使わなかったストラップのサルカンをつけてみたのですが、まだ三角リングが指に当たります。



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革で何か作ろうと思っていたのですが、これを使えば良さそうだと思いました。



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こういうのも一種の出会いですね。


夏はどうだろう?

そのうち指ぬきのようなものを作ればいいかなと思います。



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アウトレットにまた行き枚sたら、春を感じさせる花が植えられていました。



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チューリップが見られて良かったです。



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これはキク科かなと思うのですが、正確なところはわかりません。


追記。

キンセンカと思われます。



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三寒四温、もう少しです。

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ハンドストラップはどうだろう? [写真・カメラ]

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先日取り上げた Ulanzi のリストストラップですが、やっぱりどうにも邪魔だなと思うようになりました。


以前 FUJIFILM のハンドストラップを使ったことがあるのですが、緩んできて具合が悪いので使うのをやめてしまいました。

それで今回はリストストラップをと思ったのですが、よく考えると土曜の朝の撮影の時などはストラップを何も使わずに撮影しています。

でも何もないと出かけた際などは不安でもあるので他社のハンドグリップを使ってみようかと思ったわけです。



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いろいろありましたがシンプルさで SmallRig のものを選んでみました。

これは本来同社のハウジング(ケージ)のオプションです。

SmallRig FUJIFILM X-T5用カメラケージ 3870

SmallRig FUJIFILM X-T5用カメラケージ 3870

  • 出版社/メーカー: SMALLRIG
  • メディア: エレクトロニクス
このハウジングだと右側の上と下にスリット状のストラップ取付部があるのでそこに通せばいいのですが、FUJIFILM のグリップにはありません。



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上は三角リングを使えばいいのですが下はないので先日購入した Ulanzi の製品を使うことにしました。



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セットしてみるとちょっとよろしくない点があります。



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PPテープがストラップ本体の端から出ているので三角リングの下をカバーできず、シャッターボタンに人差指を当てると指の脇に当たるのです。

シャッターを切れなくはないですがやりにくいです。

端ではなくてもうちょっと手前から出るように作ってくれていたら良かったのですが。



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試しに逆に取り付けてみました。

すると写真のようになって指が直接当たることはありません。



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逆さですが、問題はなさそうです。



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しかし最終的には本来の向きに取り付けて、人差指は入れないで使おうかと思っています。

これでも裸で握っているよりは良いでしょうしね。


そのうちまた何かに替えるかもしれませんけど。


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フードでなくレンズにキャップ [写真・カメラ]

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冬に戻ったような1日でした。

雨も続いて洗濯物が乾きません。


先日から持ち運ぶようになった 35mm レンズですが、フードの先につけるキャップが取れやすくて困ることは多くの人が指摘していて、何個も買い直している人もいます。


80mm マクロのレンズキャップもそうなのですが、私のレンズはねじ込み式のキャップに変えてしまいました。




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35mm の方は一応滑り止めはついているのですが、あまり役に立っていません。



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しかしよく考えたらキャップは普通レンズの前面につけるものであって、フードの先につけることはありません。



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忘れていましたがこのレンズにはレンズキャップも付属しています。

でもこの状態ではフードを外さないと取れないのです。

フードの先につけるキャップは、多分これが理由で付属しているのでしょう。


無くしてしまうことはないのはいいのですが。


仕方ないので当分こうして使いましょう。



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バッグを入れ替えた時、奥の方に入れてあった手袋が出てきました。

反射があるものを撮る時など、手の色が写ってしまう時に使いますが出番がありませんでした。

楽器のお手入れの時は白い手袋を使っています。


明日はお天気は回復するようです。

春よ来い、です。



明日の朝は更新しません。


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カメラバッグを新調 [写真・カメラ]

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35mm を持ち歩くことにして今までのバッグでは窮屈になったので新調しました。



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ネットでは大きさが実感できないのが難点ですが、届いてみるとちょうど良い大きさでした。



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大きすぎず、ちょうど良いです。



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ただ、底部はソフトで落下などにはあまり強くなさそうです。



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どうしても譲れないポイントは手前が開くことです。

肩に掛けた状態でレンズを取り出そうとするときはこれでないと使いづらいのです。



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蓋の裏にも収納部がありますが、ファスナーなどはないのであまり役に立つようには思えません。



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背中側にタブレットが入りそうな収納部はありますが、厚いものは入りません。

紙何枚か、という程度です。



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内側には入りそうですが、タブレット一台がやっとでしょうか。



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仕切りの一つは途中で折れるので 35mm レンズなどの小さなものは上下に収納することができます。



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販売サイトでもこのようにしてくれるとイメージがつかみやすいです。



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今日のいつものカフェはセルフではなくてレンタルキッチンの日でした。



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サンドイッチとランチプレートがメインです。

スープはケール、手前に見えるのはパンプディングです。

サラダのドレッシングが独特で美味しかったです。



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サンドイッチは種類が多いです。



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お腹いっぱいです。


明日も寒い雨のようです。

確定申告に行かなくてはなりません。


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