効果はある:AdPower Sonic HEXAGON [車]
ネットのニュースで取り上げられていたのでどんなものかと思って取り寄せてみました。
スピーカーに取り付ける(貼り付ける)アクセサリーです。
元々車用のアクセサリー(パワーアップ、燃費向上など)として売っていたものを音質改善グッズとして新たに発売されたものとのことです。
事前にメーカーに問い合わせたところ貼り付けるのはスピーカーユニット本体だけでなくフロントグリル、バッフル面などでも良いとのことでしたのでグリルを取り外す手間をかけないで表に貼り付けました。
ツイーターユニットは三年前の八月に交換しています。
純正のままではあまりに音が悪いので。
貼り付けた様子です。
ドアスピーカーは純正のままですが、ここにも取り付けます。
リアドアにもスピーカーはありますが、音像の定位を前方にしていてリアからはほとんど音を出していませんのでここまで。
四枚1組なのでちょうど良いです。
元々もっと大きなものがあったようですが、楽器に取付できるようにと新しく開発されたそうです。
金管楽器に取り付けることも考えてシルバーとゴールド(色)もあります。
フルートに取り付ける例も写真が載っています。
試聴には映画『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のオリジナルサントラと先日から聴いている『いい日旅立ち・西へ』(鬼束ちひろ)を使いました。
効果は確かにあって、一つ一つの音にまとわりついていた余計なものが削ぎ落とされた印象で、スッキリとした音になって分離も良く感じられます。
特にスタジオで定位を作った音ではないオーケストラの録音だと各楽器の配置がより明確になり、音像がピンポイントになる感じです。
過度に期待しては期待はずれと思ってしまうかもしれませんが、高音が伸びるとか低音が厚みを増すとかいうような方向の変化ではありません。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の一曲目の打楽器の粒立ちが良く、前後左右の広がりが増したように感じます。
天井の高さもやや高くなったような印象です。
鬼束さんの『月光』(Live Version)ではアカペラのヴォーカルが終わって伴奏が始まると会場から拍手が起こるのですがその広がりが増したように感じました。
ある程度聴き込んでいる人でないと変化がないと感じるかもしれません。
迫力が増すというような変化ではありません。
それほど高いものではないので試してみる価値はあるでしょう。
ただ、ある程度追い込んでいる人でないと無駄な出費になってしまうと思います。
明日の朝は更新はしません。