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昔は本物の朱肉と海綿だった [道具]

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手紙をたくさん出すについては郵便局に持ち込むので切手を貼ることはないのですが、先日は返信用封筒を入れなければならなかったので切手を貼りました。


舐めて貼ってしまうひともいらっしゃるかもしれませんが、衛生的にも気持ちの良いものではありませんし、昔舌癌の原因になると聞いたこともあります。


で、郵便局でも使っているスポンジを調達しました。

安いですしね。


お隣は持ち歩いている朱肉です。

朱肉と言っても本物ではなくて、今はこのようなスタンプが使われていて、本物の朱肉が使われるシーンは普通はないなずです。

朱肉は印肉とも言いますし、中国では印泥と呼ばれるそうです。

本物の朱肉を見たことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、材料は艾(もぐさ)と朱砂(硫化水銀)、ひまし油、木蝋、松脂、和紙などです。

朱肉は定期的に練らないといけないので一般的な用途ではまず使われません。

硫化水銀ですしね。



呉竹 印泥 光明1両装 KO101-10

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  • 出版社/メーカー: 呉竹(Kuretake)
  • メディア: オフィス用品


環境省のサイトには

 飲み込むと有毒
 皮膚に接触すると有毒
 アレルギー性皮膚炎を起こすおそれ
 腎臓の障害
 長期にわたるまたは反復ばく露による中枢神経系、腎臓の障害
 水生生物に非常に強い毒性
 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性

とあります。


今は写真のようなスタンプ状のものがほとんどですね。



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こちらはスポンジ。



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持ち歩けます。



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このスポンジも昔は天然の海綿でした。

切手を貼る用途なら表面が平らなスポンジの方が実用的です。



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朱肉などのコーナーにあるかと思いましたら画材のところにありました。
水彩画で使うらしいです。
海綿の容器は私が知っているのはちょうど入るくらいのガラスの器です。
器はありませんでした。



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印章を滅多に使わない人はケースに付属しているこのようなものを使っている方も多いと思いますが、これは長くは使えません。

小型家電に付属しているお試し用の電池みたいなものです。


まあ、こうした朱肉が用意されていることもありますし、わざわざ持って歩く人は少ないでしょう。



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こんなものまで持っているから荷物が多いんですね。


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